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佐世保市歯科保健事業

基本計画
[平成12年度〜平成21年度]

第二次実施計画
[平成15年度〜平成17年度]

平成15年4月

佐世保市歯科保健推進協議会


〈障害児〉基本計画

 現   状

 歯科健診結果年次推移

◆平成8年10月より、ふれあいセンター子育て広場「一歩いっぽ」事業の中において、歯科保健相談事業「歯みんぐ・ルーム(歯の相談室)」を開設。 平成10年10月「佐世保市子ども発達センター」の新設に伴い「歯みんぐ・ルーム」もセンター事業の一環として移管され現在に至る。
◆「歯みんぐ・ルーム」事業目的は、歯科医院に通院しにくい子ども(障害児・フォロー児)でむし歯などのお口の悩みを持つ親子に対して、歯科に関わる相談の場としている。
現在、市内の小児歯科専門医3名が毎月第2水曜日午後1時〜3時迄の2時間輪番制で実施している。(歯科衛生士は保健福祉部対応)

◆平成14年6月に実施した子ども発達センター利用者に対する虫歯予防デーに係るアンケート調査より
(調査予定数800名、回答者数213名:回答率26.6%)
歯が痛かったりしたことがある者 :13.6%
食べたり飲んだりするのに心配がある者:19.2%
・毎食後、歯みがきをしている者 :46.0%
・親の仕上げみがき:「できる者」38.5%、「なんとかできる者」 32.4%、「なかなかできない者」17.4%、「できない者」5.6%、「しない者」1.9%
歯とお口のことについて気になることがある者:32.9%
子どもを連れて行くかかかりつけ歯科医院がない者:38.0%
 そのうち11.3%の保護者がどのようにしたらよいか分からないが歯科受診はさせたいと思っていることがわかった。

◇受診児状況(人)

障害児・
フォロー児

H8年

H9年

H10年

H11年

H12年

H13年

7

11

24

36

36

41

◇年齢別受診状況(%)                    ※( )は人数

 

H11年

H12年

H13年

1歳

16.7(06)

19.4(07)

19.5(08)

2歳

30.6(11)

30.6(11)

24.4(10)

3歳

22.2(08)

36.1(13)

26.8(11)

4歳

16.7(06)

8.3(03)

7.3(03)

5歳

8.3(03)

2.8(01)

14.6(06)

6歳以上

5.6(02)

2.8(01)

7.3(03)

平成13年度年度健診結果による

◇相談内容(複数回答)50件     ◇障害児の病状

健診

27(54.0%)

 

言語障害
自閉症
脳疾患
ダウン症
心疾患
精神運動発達遅滞
多動性障害
運動障害

聴覚障害
けいれん
摂食嚥下障害
小顎症
口蓋裂

むし歯

8(16.0%)

予防

3(06.0%)

歯ぐき

3(06.0%)

歯並び

2(04.0%)

治療の相談

1(02.0%)

摂食訓練

1(02.0%)

その他

5(10.0%)

 

 

目 標

○清潔な口腔を維持できる
○咀嚼・嚥下機能の獲得と維持

 

条件と
優先順位

1 口腔衛生の向上
2 咀嚼・嚥下機能の獲得、維持、改善
3 う蝕予防
4 歯周病の予防
5 不正咬合の予防

目標値

 

 子供発達センター利用者の

 

2001年

 

2005年

 

2010年

毎食後、歯みがきしている者の割合を増やす

(46.0%)

(80.0%)

(100.0%)

かかりつけ歯科医院の定着を図る

(62%)

(80%)

(100.0%)

(高次医療の受け入れ施設の整備)

 

 

障害児 佐世保市歯科保健実施計画

第1次計画 (平成12年度〜平成14年度)状況

現   状

目標設定

施策の方向性

具体的方法

平成14年度現在までの経過状況(施策の実施)

・歯みんぐルーム
 (継続)

・3歳児での歯科保健状況目標値の設定

・実態調査

・3歳児での口腔内状況調査

○障害児調査は未実施(3歳児健診未受診者が多い現状)

・子ども発達センターにおける歯科保健状況調査 ●H14年6月10日〜レセプト請求に併せ実施。回答数213名/対象者800名 回答率26.6%
・相談事業、健康教育の充実
・健康教育講演会 ●佐世保市内調理師研修会(保育所、老人福祉施設、障害者施設の調理師対象でH14年は歯科内容実施:摂食嚥下機能と口腔ケア)
●H13年実施:障害者入所施設・通所者歯科保健事業
・最新情報の提供
・摂食嚥下リハ専門家養成・先進地視察 ●子ども発達センタースタッフ摂食嚥下研修
●H12年度国立公衆衛生院研修
・システムづくりと対応策 ・歯みんぐルーム専門スタッフの確保 ○障害者歯科対応歯科医師確保は今だ難しい問題点である。
・障害者プラン見直し調査(調査項目の設定) ○障害者プランの中に歯科項目調整中

第2次計画 (平成15年度〜平成17年度)

現   状

目標設定

施策の方向性

具体的方法

実施具体策

H15

H16

H17

・歯みんぐルーム
 (継続)

・毎食後歯みがきをする者の割合を増やす

・かかりつけ歯科医の定着をはかる

(障害児受け入れ二次医療機関の整備)

・障害児歯科保健の充実

・子ども発達センター歯みんぐルームの歯科相談体制の強化

○歯科従事スタッフの固定とスキルアップ

○歯科保健相談内容見直し整備

○歯みんぐルーム健診票の見直し

   
○従事協力歯科医師との研修会

●運営カンファレンス等連絡報告提出(必要に応じ実施)

・障害児口腔ケア(摂食嚥下機能対策含む)普及

●子ども発達センターにおける摂食嚥下機能対策

・障害児かかりつけ歯科医となる協力歯科医の拡充

●障害児受け入れ協力歯科医院の拡大化の検討

・相談事業、健康教育の充実

・調理師対象研修会

●佐世保市内調理師研修会

 

 

・施設職員対象講習会

●障害児施設職員・家族対象研修会

 

 

・最新情報の提供

・専門知識の導入

●講習会、勉強会、先進地視察への言語聴覚士・歯科衛生士の派遣

・二次歯科医療供給施設

・佐世保地区での要援護高齢者、障害者(障害児)受け入れ歯科医療機関

○二次歯科医療機関の基本調査

○関係機関との調整および連携強化  


〈要援護高齢者・障害者〉基本計画

 現   状

◆H13年8月より佐世保市歯科保健実施計画(第1次)に基づき、「障害者施設入所・通所者歯科保健推進事業」の実施。
 ○内容:1)障害者施設対象の歯科保健研修会 2回開催
      2)各障害者施設における歯科健康教育(ブラッシング指導等):市内14施設
 ○事業期間:H13.8月〜H14.2月末迄
 ○実績: ブラッシング指導を含め保健指導を行なった障害者357名、家族56名、施設職員99名: 総計512名
◆H14年10月より、佐世保市障害者・要介護者施設歯科保健事業として歯科実態調査を実施。
  対象者は、要援護高齢者(入所者)・障害者(施設入所通所者)として実施。
 ○要援護高齢者(入所者)施設としては、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)1施設、介護老人保健施設(老人保健施設)3施設、 養護老人ホーム1施設の計5施設の約200名の歯科実態調査(歯科健診)および健康教育。
 ○障害者(施設入所通所者)施設としては、市内全域の知的障害者施設8施設、身体障害者施設2施設、 その他障害施設4施設の計14施設の約500名の歯科実態調査(歯科健診)及び健康教育。
 ○調査期間:H14.10月〜H15.1月末迄
 ○調査結果:H14年度内報告
  要援護高齢者施設については訪問歯科医療機関の尽力により、う蝕、歯周病、義歯といった問題は解決されてきている。 しかし、口腔衛生状態や、摂食嚥下機能については、介護者へのアプローチを通じて改善していく必要がある。
  障害者施設では、入所施設スタッフや特定の歯科医療機関の尽力により歯科保健の充実が図られている。 しかし、歯科保健状態は必ずしも良好とは言えず、施設の形態や施設によっても差が存在する。 「二次歯科医療機関の設置」を含めて障害者が不自由なく歯科医療を受けることができる環境を整え、 口腔衛生状態の向上を図るための介護者、保護者へのアプローチを行なっていく必要がある。

 

目 標

○清潔な口腔を維持できる
○咀嚼・嚥下機能の維持と回復

 

条件と
優先順位

1 口腔衛生の向上
2 咀嚼・嚥下機能の維持、回復、改善
3 う蝕予防
4 歯周病の予防
5 根面う蝕の予防
6 口腔ガンの予防

目標値

 

 口腔ケア意識の向上(介護者へのアプローチ)

 (高次医療の受け入れ施設の整備)

 

 

要援護高齢者・障害者 佐世保市歯科保健実施計画

第1次計画 (平成12年度〜平成14年度)状況

現   状

目標設定

施策の方向性

具体的方法

平成14年度現在までの経過状況(施策の実施)

・在宅要介護者歯科保健推進事業(平成9,10,11年度)

要援護高齢者歯科保健状況、目標値の設定(施設入所者中心に)

・障害者プラン策定

・障害者プラン見直し調査(調査項目の設定)

○アンケート調査としては未実施
現在、障害者プランの中に歯科項目調整中

・実態の把握 ・実態調査 ○H14年度「要援護高齢者・障害者施設における歯科実態調査」にて調査中
・相談事業、健康教育の充実 ・健康教育講演会 ●施設職員対象講習会
●施設入所、通所者対象歯科保健指導
●介護教室での講演
●調理員対象研修会
●H13年度実施:障害者施設入所・通所者歯科保健事業
・啓発 ・口腔ケア普及啓発パンフ、資料作成 ●H13年度10,000部作成「介護の中に口腔ケアを」
・最新情報の提供 ・障害者介護プラン勉強会 ●ケースカンファレンスでの症例検討
・衛生士研修 ●H12年度国立公衆衛生院研修

第2次計画 (平成15年度〜平成17年度)

現   状

目標設定

施策の方向性

具体的方法

実施具体策

H15

H16

H17

・要援護高齢者・障害者施設における歯科実態調査

・口腔ケア意識の向上(介護者へのアプローチ

(要介護障害者、高齢者受け入れ二次歯科医療機関の整備)

・相談事業、健康教育の充実

・健康教育講習会

●施設職員を対象にした勉強会

●施設入所、通所者対象歯科保健指導

○老人会を対象に出張健康教育

●介護教室への歯科保健の導入

●訪問や窓口での歯科相談
●調理員対象研修会

・障害児口腔ケア(摂食嚥下機能対策含む)普及

・口腔ケア普及啓発

○口腔ケア状況調査

 

●口腔ケア普及パンフレット配布
○歯科医師との検討会、勉強会
●健康と福祉フェスティバルでの広報

・最新情報の提供

・専門知識の導入

●ケースカンファレンスでの症例検討

○講習会、勉強会への歯科衛生士派遣

・二次歯科医療供給施設

・佐世保地区での要援護高齢者、障害者(障害児)受け入れ歯科医療機関設置

○二次歯科医療機関の基本調査・関係機関との調整

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妊産婦期乳幼児期(0〜3歳)幼児期(4〜5歳)
学童期(6〜11歳)、青少年期(12〜19歳)
成人期(20〜64歳)、高齢期(65歳以上)
障害児、要援護高齢者・障害者


佐世保市歯科保健事業 基本計画(平成12年度〜平成21年度) 実施計画(平成12年度〜平成14年度)
佐世保市歯科保健事業 基本計画(平成12年度〜平成21年度) 実施計画(平成15年度〜平成17年度)

佐世保市歯科保健事業 第三実施計画(平成18年度〜平成21年度)


佐世保市歯科保健大綱