○基本計画の目標は以下のとおりです。
1)清潔な口腔を維持できる
2)咀嚼・嚥下機能の獲得と維持
○条件と優先順位は以下のとおりです。
1)口腔衛生の向上
2)摂食嚥下機能の獲得、維持、改善
3)う蝕予防
4)歯周病の予防
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障障害児における歯科の特徴と課題
障害児をとりまく歯科的な特徴と課題については、要援護高齢者、および障害者の項と同様なことが考えられます。しかしながら、障害児については、お口の成長期・完成期にあたるため、より細やかな口腔管理を必要とするとともに、毎日の歯みがきや仕上げみがき、適切な食生活の確保など、口腔衛生と関連する生活習慣を確立することが大切です。
第3次計画における重点目標
1)障害児のかかりつけ歯科医師の定着
2)二次歯科医療機関と関係機関との調整、連携強化
重点目標を評価するための項目
障害児に対する歯科保健における2つの目標は、いくつかの数値データを把握することによって、達成の度合いを評価します。評価に用いる数値データの現状値と目標値、および数値データの入手先については、以下に示すとおりです。
1)障害児のかかりつけ歯科医師の定着
評 価 項 目
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現状値
2005年
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目標値
2010年
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データ入手方法
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@かかりつけ歯科医師を有している者の割合の増加
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62.0%
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―
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H14年度発達センター利用者アンケート結果より
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A障害者受け入れ歯科医院数の増加
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56件
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―
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平成18年度障害者(児)のかかりつけ歯科医登録医
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2)ニ次歯科医療機関と関係機関との調整、連携強化
佐世保地域保健医療計画、および長崎県における高次歯科医療機能対策についての意見書
(長崎県保健医療対策協議会歯科保健医療部会)で取り組みを明記しています。
第3次計画における実施計画
1)障害児のかかりつけ歯科医師の定着
○在宅障害者の実態を把握するための基礎調査の実施
○在宅障害者の歯科保健対策を検討する委員会の発足
2)ニ次歯科医療機関と関係機関との調整、連携強化
○二次歯科医療機関と関係機関との協議会の開催
なお、継続事業については下記(障害児)の表を参照にしてください。
第3次実施計画 成人期(20〜64歳)
基本計画の目標設定
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施策の方向性
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実施具体策
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実施状況
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H18
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H19
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H20
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H21
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・かかりつけ歯科医の定着をはかる
(障害児受け入れ二次医療機関の整備)
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・障害児歯科保健の充実
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●歯みんぐルーム機能の充実
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H17年度
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●カンファレンス等連絡報告提出(必要に応じ実施)
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●子ども発達センターにおける摂食嚥下機能対策
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●障害児受け入れ協力歯科医院の拡大化の検討
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○在宅障害児への訪問歯科指導
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H18年度
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・二次歯科医療供給施設
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○二次歯科医療機関と関係機関との調整および連携強化
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基本計画作成時における指標の現状値と目標値
かかりつけ歯科医院を持っている者の割合
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現 状 値
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基本計画の目標値
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2001年
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2002年
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2003年
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2004年
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2005年
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2005年
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2010年
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定着率
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62%
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―
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―
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―
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―
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80%
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100%
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(発達センター利用者アンケート結果による)
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